ASSEMBLAGES KAKIMOTO
Cafeスペシャルティコーヒーの名店、こだわりの一杯を町家で



素材の声を聴く10席 — 京都中京区の大人の隠れ家パティスリー
京都市中京区、竹屋町通寺町西入る松本町587-5。三条の喧騒からひと筋外れた静かな路地に、白壁と木格子が印象的な町家が佇む。表から見ると料亭と見紛うその佇まいが、「アッサンブラージュ カキモト(ASSEMBLAGES KAKIMOTO)」だ。扉を開ければ、10席だけのヒノキのカウンターが目に飛び込んでくる。ここは単なるケーキ屋でも喫茶でもない。パティシエ、ショコラティエ、そしてキュイジニエ(料理人)——3つの顔を持つ垣本晃宏シェフが紡ぐ、京都でしか味わえない一夜限りの物語だ。
Info
- Area
- Kawaramachi
- Nearest Station
- 神宮丸太町駅
- Price Range
- ¥15,000〜¥19,999(ディナーコース)
- Hours
- 月・木〜日 12:00〜17:00(カフェ)/12:00〜19:00(ショップ)、ディナー18:00〜(要予約)
- Closed
- Irregular
- Address
- Matsumotochō, Nakagyo Ward, Kyoto, 604-0982, Japan
- @assemblageskakimoto(2.6万 followers)
世界に認められた垣本シェフの哲学
垣本シェフは、2018年の「ワールドチョコレートマスターズ」で世界4位に輝いた実力者。京都ロイヤルホテルでの修業を経て、神戸のパティスリーSで副料理長を務めた後、2016年に独立。自身のブランド名に選んだ「ASSEMBLAGES(アサンブラージュ)」は、ワイン用語で"異なる品種を組み合わせる技術"を指す。それはまさに、垣本シェフのスタイルそのもの——チョコレート、フルーツ、乳製品、塩、スパイスを絶妙なバランスで組み合わせ、素材が持つ本来の個性を最大限に引き出す。
素材ファーストという一貫したスタンス
垣本シェフの哲学は明快だ。「砂糖はあくまで素材の引き立て役」。砂糖を控え、素材そのものの甘さや苦味、酸味を前面に出すスタイルは、食べ手に驚きと発見をもたらす。ガナッシュひとつとっても、産地異なる複数のカカオをブレンドし、その日の気温・湿度に合わせて配合を微調整する。「どんなものも手間をかけたい」という言葉に、京都の職人文化と共鳴する真摯な姿勢が宿る。
おすすめの楽しみ方
カウンター席から間近に垣本シェフの仕事を眺めながら、コースを楽しむのがこの店の真骨頂。ランチは平日限定(4〜11月)の予約制、ディナーは18:00〜予約制で15,800円〜(税別)。カフェタイムは12:00〜17:00でケーキやドリンクを楽しめる。
人気メニュー:
- アッサンブラージュ B(看板パフェ)— チョコレートと季節の素材が重なる代表作
- タルトショコラ — 2種のチョコレートクリームを重ねた濃厚な一皿
- タルトタタン — 紅玉りんご使用、フランスの伝統を京都で昇華
- ピスターシュ — ピスタチオとフランボワーズの鮮やかなコントラスト
- フィナンシェ — ヘーゼルナッツ・ラム・コーヒーの3種で焼き菓子の概念を更新
混雑を避けるコツ
週末の午後は開店と同時に満席になることが多い。カフェタイムを狙うなら平日12:00の開店直後が狙い目。ディナーコースは数週間先まで予約が埋まることも。公式サイト(assemblageskakimoto.com)から早めの予約を推奨する。テイクアウトのみの利用なら、営業時間内であれば比較的待たずに購入できる。
神宮丸太町エリアの楽しみ方ガイド
おすすめ散歩ルート
神宮丸太町駅を起点に、鴨川沿いを北上して三条大橋まで歩くのが王道。川べりのカフェやギャラリーを眺めながら15分ほど南下すると祇園エリアへ。アッサンブラージュ カキモトは竹屋町通に面しているため、木屋町・寺町の散策と組み合わせるのがベスト。
季節ごとのベスト
春(3〜4月): 鴨川の桜並木が満開。カフェタイムにテイクアウトして河原でいただくのも粋な楽しみ方。
夏(7〜8月): 京都の夏は酷暑だが、涼やかなグラスデザートや冷たいチョコレートドリンクが登場。
秋(10〜11月): ノーベル賞シーズン以降、紅葉目当ての観光客が増えるため予約は早めに。
冬(12〜2月): チョコレートが最も輝く季節。バレンタイン前後は限定コレクションが展開されることも。
近隣の隠れた名店
- 喫茶ソワレ — 木屋町通の老舗、カラフルなゼリーポンチが名物(徒歩15分)
- 茶寮 宝泉 — 下鴨神社近くの和菓子老舗、わらび餅が絶品(タクシー10分)
- オカフェ京都 — 寺町通の路地裏に佇む小さなコーヒースタンド(徒歩5分)
- ル・プチメック 今出川 — フランスパン一筋の名ベーカリー(徒歩15分)